ハンガリーより買い付けました、1930〜50年代頃のヴィンテージ 大型ウッドテーブルと、1940〜50年代頃のプリミティブ ウッドチェア。
どちらにも共通しているのは、使い込まれた木そのものの表情を強く感じられること。
大型のテーブルは、複数の木板を組み合わせたワイドな天板と、左右の脚を長い貫でつないだトレッスル構造を持つ一台。
装飾を加えるというよりも、道具として必要な構造をそのまま形にしたような素朴さがあり、古いワークテーブルやファームハウステーブルを思わせる佇まいです。
そこに合わせたウッドチェアもまた、厚みのある座面や外側へ広がる脚、手仕事の跡を感じさせる背もたれなど、プリミティブ家具らしい力強さを持っています。
整いすぎていない木肌や、長い年月の中で生まれた傷や色の変化。
新しくつくられた家具にはない、時間そのものが残されたような二つのヴィンテージ家具をご紹介します。

2mを超える天板がつくる、圧倒的なスケール
まず目を引くのが、このテーブルのサイズです。
横幅は約2355mm。
人が座った姿やチェアと並べて見ることで、その大きさがより分かりやすく感じられます。
奥行きも約795mmあり、一般的なダイニングテーブルとはまた違った、古い作業台を思わせるゆったりとした天板を持っています。
自宅の大きなダイニングテーブルとしてはもちろん、商品を広げるショップのディスプレイテーブルや、アトリエ・スタジオの作業台としても存在感のあるサイズです。
何も置かなくても家具そのものが空間の中心になるような、ヴィンテージならではの迫力があります。
古い作業場を思わせる、素朴な木の空気
このテーブルとチェアを一緒に置いた時に感じるのが、どこか古い作業場のような空気です。
淡く抜けた木の色や、均一ではない表面、長い年月の中で付いた傷。
きれいに揃えられた家具とは違い、それぞれが別々の時間を過ごしてきたからこそ生まれる自然なまとまりがあります。
古いウッドボックスやメタルボックス、デスクランプなど、使い込まれた道具との相性も良く、少し無骨な空間にもよく馴染みます。
一方で、白い壁や現代的な空間の中に置けば、ラフな木肌そのものがアクセントに。
つくり込んだ装飾ではなく、素材と時間によって生まれた雰囲気を楽しめる家具です。

傷や染みまで残された、天板の豊かな表情
大きな天板を近くで見ると、このテーブルが長い年月使われてきたことがよく分かります。
木部には擦れや傷、色むら、染み、ペイントの跡などが点在し、場所によって木肌の表情もさまざま。
複数の木板を組み合わせた天板には継ぎ目や節も残り、一枚の均一な板では生まれない奥行きがあります。
ヴィンテージ家具では、こうした跡をすべて消してしまうのではなく、それまで使われてきた時間の一部として残すことも大切な魅力のひとつです。
どこに物を置くか、どこで作業するか。
さらに使い続けることで、現在残っている表情の上に新しい時間が重なっていきます。

手仕事の揺らぎを感じる、プリミティブな背もたれ
チェアの中でも特に印象的なのが、背もたれのデザインです。
緩やかな曲線を描く2本の支柱に、横長の木部を組み合わせたシンプルな構成。
笠木には削り出すようにつくられた独特のラインがあり、機械で均一に成形された家具とは異なる、ハンドクラフトらしい揺らぎを見ることができます。
真っ直ぐでも、完全な左右対称でもない。
それでも一脚の椅子として不思議とまとまりがあり、その少し不器用にも見えるフォルムこそがプリミティブ家具ならではの魅力です。
空間に一脚置くだけでも、オブジェのような存在感を楽しめます。

木を組み合わせて支える、実用本位のトレッスル構造
大型の天板を支える脚部にも、このテーブルらしさが表れています。
左右の脚を長い貫でつなぎ、木材同士を組み合わせることで全体を支えるトレッスル構造。
細かな装飾はほとんどなく、必要な木材を必要な場所に配置したような、非常に実用的なつくりです。
接合部や木部の形もそのまま見えるため、完成された家具の外観だけでなく、どのように支えられているのかという構造自体を楽しむことができます。
また、天板は脚部から取り外すことができる構造になっており、大型家具でありながら搬入時にも考慮されたつくりです。
華美ではないからこそ、古い道具や家具が持つ機能美を強く感じられる部分です。

均一ではない木肌に残る、一脚ごとの時間
今回入荷したプリミティブチェアは、同じ雰囲気を持ちながらも一脚ずつ少しずつ表情が異なります。
座面には木栓が見られ、木目や節、傷、色の濃淡などもそれぞれ違います。
長い年月使い込まれたことで木の角は少しずつ丸みを帯び、表面にも自然な擦れや色の変化が生まれています。
新品の家具であれば揃っていることが基準になりますが、ヴィンテージでは、この揃いすぎていない部分も大きな魅力。
A・B・Cで奥行きや座面サイズなどにもわずかな違いがあり、それぞれの個体が異なる存在感を持っています。
大型のウッドテーブルと合わせてダイニングに取り入れるのはもちろん、一脚だけをデスクやディスプレイ用のチェアとして使用するのもおすすめです。
大きな天板を持つ1930〜50年代頃のウッドテーブルと、素朴な手仕事の跡が残る1940〜50年代頃のプリミティブチェア。
どちらも決して整いすぎた家具ではありませんが、傷や染み、木部の歪みや色の変化まで含めて、一つの家具として完成しているように感じます。
古い家具が持つ空気を空間の中にしっかりと取り入れたい方には、特におすすめしたいアイテムです。
各商品のサイズやコンディション、詳細写真は商品ページよりご覧ください。
1930s-50s Vintage Large Wood Trestle Tableはこちら